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[3月号]翼
2014/05/01


フクシマが4年目に入った。しかし未だに13万人以上が故郷を
追われたままである。しかも帰還のメドも立っていない。政府も全員帰還方針を転換せざるを得なくなった。当たり前である。政府発表でさえ、ヒロシマ原発の170発の放射能が振り捲かれたのであるから。事実は1000発以上であろうと言われている。とてつもない死の灰である▼加えて今だ原発事故の究明がされてない。事故は電源喪失によるものだが、電源喪失の原因を東電の主張する地震とするか、はたまた津波とするかで意見の対立がある。国会事故調査委員会メンバーで弁護士の伊東義徳さんは、直後の内部調査を拒否した東電の主張を検証し、津浪到達時間の15時37分以前に電源喪失。つまり地震によって電源が喪失したと結論づけている▼こうした中、一日400トンもの冷却汚染水は流れ続けている。ミスや不備等による汚染水漏れも幾たびか。廃炉作業も進まない。溶けた燃料の状態が全くわからないのだ。何十年かかるのかどれだけの経費がかかるのか誰も確かなことはわからない▼フクシマのゴミの中間集積場も問題である。国・福島県は、大熊町と双葉町に最長30年の中間貯蔵施設を計画中と言うが、最終処分場を受け入れるところがないので結果的に最終処分場になることが想定される。通常運転してきた原発廃棄物、いわゆる「核のゴミ」処理の課題も大きい。青森県六ヶ所村もあくまで「中間」である▼それでも再稼働への動きは確かだ。無責任極まりない。全く成果を挙げていない文殊などのプルサーマル研究、あくまで「中間」でしかない六カ所村の施設、この度のフクシマに関わる経費等々、とてつもない金が浪費されている。それでも原発をベース電源とした。つまりは、「基礎電源として残していく、脱原発はない」と言うことである。

お詫びと訂正
3月号「翼」について
前号(3月号)「翼」は原発事故について記述しています。
内容のポイントは、原発事故原因の電源喪失が何によってもたらされたかという事について、国会事故調査委員会の伊東義徳弁護士の見解に沿うように、東電の主張する地震説が正しいと捉えられるような記述になっています。正しくは、東電は地震説を取らず「あくまで津波説」を取り、「想定外の津波」による事故と居直っているのです。これに対して伊東さんは、地震によって既に電源が喪失し、あの大事故に至ったということをデータに基づいて報告をしています。
翼子もこの説が正しいと認識していますが、読者からの指摘を受け、改めて読み直すとそうは捉えられないような記述になっていました。お詫びして訂正いたします。
繰り返します。大事故の原因は電源喪失であり、その電源喪失に至ったのは津波ではなく地震であるという事です。「想定外の津波」であったことをもって損害賠償を回避しようとする東電の姿勢は決して許されるものではありません。
Olive Diary DX Ver1.0

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