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| 新社会党は96年3月、政界が総与党化する中で、護憲・平和・人権・環境を旗印に結成された政党です。 |
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● 青は人権 ―Human
rights―
わかりやすく言えば「人間がもって生まれた本来の発揮できる可能性」を最大限まもっていくことだといえるでしょう。人間の権利をまもるということを徹底的にやれば、数の問題で私たちは壁にぶつかるけれども政府や保守勢力をジリジリと後退させることができるんです。国連のウィーンの会議でも「人権は普遍の原理」ということになっています。人権という普遍の原理は、洋の東西を問わず、体制のいかんを問わずまとまりつつある状況です。その大きくまとまりつつある状況を全面に出して、政党は小さいけれど大きな政党にジリジリと迫っていくことが大事です。それは頭を下げてすり寄って権力の側に言うことを聞いてもらうのではなくどこまでも強い態度で主張して権力の側の後退を迫るという方法をとることに私たちは非常に大きな力を入れているのです。
● 赤は正義
―Justice―
“憲法第９条”を厳格にまもる」ということが基本です。なぜなら、「憲法第９条」をまもるということは、世界人類がこれ以外生き延びaていく道はないからです。力には力というような形では必ず滅びるしかありません。いま、日本だけが「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」（日本国憲法第９条）と徹底したことを言っていますが、それ以外に人類の生きる道はないでしょう。第二次世界大戦で、大きな被害を出し、アジア諸国民にも大きな犠牲を強いてきたこと。そういう経験から出した「平和の哲学」が「憲法第９条」です。これはもう生命をかけても守らねばならないですから、「正義」というのはそういう意味です。「憲法第９条」は、人類の究極において合意する到達点のようなものです。
● 緑は環境
―Environment―
ちょうど「憲法第９条」が人類の最終的到達点であるのと同じような意味をもち、環境をまもらなくては人類の未来はないということです。たとえば原発のことにしても、安全保障で日本の国土を守らなくてはいけないというのなら、原発を止めておかないと、原発にタマをボンと撃たれたらやりようがないのです。だから「矛盾した愚かなことをいうな」ということを主張したいのです。また、この度の阪神大震災の経過から言うと、原発があれくらいの震度に耐えられるのかという問題もあります。したがって、人類の最後の生きていく道を環境的に整備するということで、環境という柱を立てているわけです。
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