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[4 月号]時言
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2014/05/01
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狭山第3次再審闘争・第17回三者協
袴田事件の再審開始決定が行われた翌日の3月28日、狭山事件の第
17回三者協議が東京高裁で行われた。
協議に先立つ3月25日、東京高検は手拭い関係の捜査資料1通を開示し、証拠開示は136点になった。
弁護団が開示勧告申立書を提出した「被害者宅の隣に駐車していた車」(註)に関する証拠と手拭いに関する証拠について、河合裁判長は開示の検討を検察官に求めた。また、証拠リストの中の番号が
飛んでいる証拠物の内の筆跡資料について、検察が「プライバシー侵害の恐れがある」として証拠開示を拒否している問題についても、プライバシーにかかわる部分をマスキング(見えないように)するなどして開示するよう要請した。次回協議は6月中旬。証拠の全面開示、事実調べの開始を求める世論をさらに盛り上げよう。
註―石川さんの自白では、脅迫状を届けた際(午後7時半頃)に被 害者宅の隣に車が見えたとなっている。この自白に一致する車 の駐車の事実があり、犯人しか知らない事実を述べたものとし て、確定判決は有罪証拠の一つにあげた。
しかし、昨年証拠開示された捜査報告書などから車の駐車が
7時30分よりずっと前のものであったことが明らかになった。 また午後7時30 分頃に64メートル離れた車は見えず、弁護団 は、車の写真や車が見えるかどうかの検証した捜査資料の開示 を求めている。
部落解放同盟広島県連合会
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