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5月 「檄」 岡田英治
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2009/05/05
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「檄」 岡田英治
アメリカのサブプライムローンに端を発した経済危機が世界を覆っている。各国政府や中央銀行は金融機関や巨大企業への緊急支援策、財政出動による景気回復策などを打ち出さざるを得なくなっている。新自由主義経済路線の破綻である。日本では、この路線を一気に推し進めた小泉構造改革の矛盾も噴出している。
新自由主義を標榜する連中は、同和教育、平和教育を破壊し、教育にまで市場原理を持ち込んだ。全国学力テスト、学校選択制、民間人校長の登用、小規模校の統廃合などがそれである。
しかし、新自由主義経済路線の破綻の後を追うかのように、教育への市場原理導入の破綻も顕在化し始めている。先の県議会では、教育勅語を信奉してやまない石橋県議と榎田教育長がタッグを組んで解放同盟と教組攻撃をおこなった。県教委が組む相手は、いまや極右以外にいなくなりつつある。反転攻勢に打って出る芽はいたるところにある。
「日の丸揚がって教育亡ぶ」となった広島の教育の現状を、ひとりでも多くの人に訴えていこう。
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