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8月 今年も高校が潰される
2009/09/19

今年も高校が潰される

今年度4月から自彊・高宮を募集停止にしてしまった「県立高等学校再編整備計画(二〇〇二)」に基づく募停攻撃は、既にこれまで二十校以上の学校を潰してきた。
この理不尽な整備計画は今年も吹き荒れた。私たちはこれに抗してさる7月10日、県庁前で抗議集会を行い、市中をデモ行進して「見直し」や「存続」を市民に訴えた。
この間当該校の保護者や同窓会、さらには地元の人たちは署名活動に取り組んだ。短期間ながら集められた署名は54,138筆に上った。また関係の8市町議会は意見書を採択し、知事・議会・教育委員会へ、また3市町長は要望書を送った。広島県全入協に連動した私たちも支援に取り組んだ。
しかし、8月5日(木)教育委員会会議は、白木高校、大和高校、尾道特別支援学校高等部、広島南特別支援学校呉分級高等部の来年度以降の募集停止を決定した。理由は、県教委の決めたかってな理由によってである。まさに地域の、少数者・弱者の小さな声は切り捨てられたのである。
私たちは「一人でも生徒がいるなら残すべきだ」、と極端なことは敢えて言わない。しかし、今回募停にされた高校にはたくさんの生徒が通っているのである。
そして彼ら彼女らにつづく子ども達もいるのである。その子ども達は、地域の学校への進路を閉ざされてしまったのだ。
過疎地域における高等学校は言うまでもなく、地域のいわば文化の拠点、学びの拠点である。それでなくても人口が減ってきている地域。その地域の学校を奪うことはますます過疎化に拍車をかけることになる。
また、障害を持った子ども達には、より居住地に近いところに学校を保障するというのが教育行政のあるべき姿ではないのか。
新自由主義の下、一方では競争を煽り一方では弱者・少数者をますます切り捨てていこうとする広島の教育に、私たちは強く抗議する。




Olive Diary DX Ver1.0

Copyright © April,2005 新社会党広島県本部