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8月 翼
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2009/09/19
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64年目の原爆慰霊祭が行われた。秋葉広島市長は、オバマ米大統領のプラハでの発言(4月)を支持し、オバマジョリティなる言葉を使ってそれを支えにして、「核のない世界」への声を大にしている。国連総会のデスコト議長も「この世で最大の残虐行為」と述べ、核廃絶を訴えた▼しかし、式典に参列した麻生総理大臣は式後、アメリカの核の傘に入っていることを積極的に支持する発言をしている。アメリカの核の傘に入っているということは、日本が核の存在を肯定することになる。それは間接的に核保有を肯定することにもなる。▼この立場だと、朝鮮が核を保有することも認めざるを得ない。つまり、アメリカが核によって国を守るのなら、そして、日本がアメリカの核の傘の下で国を守るというのなら、私たち(朝鮮)も核を持って国を守らざるを得ない、ということになる。▼私たちは、広島は、世界の多数派は核を否定しているのである。アメリカの核もロシアの核も、中国・フランス・イギリスの核も、そして朝鮮の核も認められないのである。▼もちろん核兵器をなくすることが目的ではない。私たちの願いは、最悪の兵器である核兵器をなくすことから、地球上の一切の兵器をなくしていくことにつなげ、全ての人類が平和的に共存できる世界を構築していくことである。
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