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2010.3月 第15回定期全国大会・第23回臨時中央委員会
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2010/04/16
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去る2月20日・21日、東京晴海で第15回全国大会が開かれた。大会当日追加提案として原和美副委員長の「社民党入党・比例区統一名簿に入る」が提案されるなどで、大会は厳しい議論の場となり、第23回中央委員会に結論を持ち越すことになった。
県本部は3月6日小森顧問出席の中で三役会議、翌7日には緊急の執行委員会を各総支部代表者を交えて開催し、全国大会での課題を議論した。そこでは、「戦術として理解できても戦略がはっきりしない」結党の精神に合うのかどうか」「財政的に問題があるのではないのか」「勝てる状況にあるのか」「県内での選挙闘争は具体的にどうなるのか」等々、総支部代表者からは率直かつ厳しい意見が出された。
執行部はそれらを斟酌し、基本的には中央執行部の案を支持しながらも、とりわけ分裂するようなことは絶対に避けるという決意を持って臨む方向性を確認した。
果たして中央委員会は、全国大会と同じように激しい討論となり、あわや分裂もあり得る状況となった。こうした状況を懸念していた小森顧問は、予め「意見具申」を中央執行委員や中央委員に提出していたが、その扱いが不明瞭であることを三木委員長が指摘をする中で中央委員会に披露された。休憩中での執行委員会を受け、中央本部は原案を撤回し、小森顧問の「意見具申」を本部提案として提出し可決された。
最終的に確認されたことは次の通りである。@原和美さんの決意を尊重する。A共に闘ってきた兵庫県本部が党として取り組むことを認める。B全国の党員や党組織は、条件の許す範囲で支援する。C@を受けて社民党比例区候補となった原和美さんを新社会党は推薦するというものである。
「党が自らの方針として社民党候補となった原さんを推すという自己矛盾」故に原案に反対・慎重論を訴える人たちの気持ちも汲み取り、原和美さん、そしてそれを支える兵庫県本部・近畿第三極の闘いも認められ、加えて、賛同するものも支援の闘いが出来るということになり、党の分裂は避けられることとなった。
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