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9月 がんばってます127 西本章
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2009/09/19
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いま教育現場では
福山では学期末を控えた7月中旬の一週間に、4人もの教職員が救急車で病院に搬送されるという事態が起こりました。以前より「このままでは、誰がいつ倒れてもおかしくない」と言われていました。残念ながら現実のものとなってしまいました。
子どもに接する時間よりも、説明責任との名目での書類作成等が最優先され、連日の超過勤務が続く教育現場の持つ課題を見せつけられることになりました。
残念ながらその内の1名は、意識の回復もないまま、5日後に命を奪われました。もう1名も現在入院中で、後遺症と闘いながらリハビリを続けています。1日も早い回復と職場復帰を願うものです。
それと同時に、こうした教育現場の過酷な状況を把握しながらも、何ら有効な対応をしてこなかった、教育行政の責任が強く問われなければなりません。
組合としてもすぐに市教委に対し申し入れを行い、この間の教育委員会の対応について質しました。その後、研修会などでは、当然のことながら健康管理について触れられるようになりました。市民連合としてもそのことについて、可能な限りの支援を行いました。
まわりのなかまを含め、私たちの健康は私たち自身で守らなければならないのは当然ですが、行政においての大きな課題でもあります。仲間の無念の死を単なる犠牲にすることなく、新たな闘いの一歩にしなければならないと思います。
福山市議会議員 西本 章
2009.9.8
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