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【8月号】時言 「21世紀は見直しの世紀」
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2005/09/03
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7月31日の新聞は、英同時テロで逮捕された四容疑者のうち二人はソマリア出身、もう一人はエリトリア出身と共に「難民の子」が犯行に及んだ可能性が高まったことに「衝撃」が走っている、と伝えている。この「衝撃」の背景として「難民として受け入れたのに・・・・」というニュアンスが読み取れもする。しかし、ソマリアは一八八0年から独立する一九六0年まで北部が英国、南部はイタリアの保護領。エリトリアも英・伊両国が宗主国であった時代があり、両国にはソマリア・エリトリア等東アフリカからの移民が多いと、新聞は伝えている。
▽八九年以降の「市場・収奪のグローバル化」は、同時にそれを生み出す契機ともなった情報のグローバル化でもある。そこでは精神の植民地からの解放・自立自尊の精神から、それまでやむなしとして甘んじてきた現実への見直しが始まっている。私たちはなぜこれ程までに貧しいのか。この国の原油は誰のものか。あるいは、なぜ私は難民なのか、難民の子なのか。なぜ虐げられ差別されるのか・・・。そこに形成される自己意識と自らの現実との乖離。追いつめてくるグローバリズムの波。不満と敵対心は充満してくる。▽韓国や中国においても同様に、新しい自己意識からかつての日帝侵略、その後の政治決着への見直しが進み、それが反日の基ともなっている。このように21世紀はグローバル化の中、自由・自立・自尊に立脚した「見直し」の世紀となって作動しはじめている。
(安保英賢)
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