|
|
|
【2005.10月号】時言 「民意と政権の関係」
|
|
2005/10/23
|
時言 「民意と政権の関係」
私たちが、そのこと故に断固反対し、新社会党を立ち上げた「小選挙区比例代表制」の害毒が、第44回総選挙で現実化した。すなわち、一票でも多い得票をした者が、当該選挙区の唯一の当選者となる。二位・三位等他の候補の累積得票数が当選者を倍するものであろうとも、すべては死票となる。それ故このような当選者を束ねた政党の当選者数とその政党の得票総数とは極端に乖離することが生じる。そこに民意を反映していない多数党政権が生じる。
▽例えば今般、小泉首相の言う「郵政民営化の是非を問う」選挙の結果は、自公の小選挙区総得票数3350万。反対した野党は3450万で、100万票多い。議席数は与党圧勝でも、その実民意は郵政民営化を否決しているのである。
▽かって90年代半ば、時の政治腐敗をこそ「改革」すべきをマスコミを使嗾「選挙制度の改変」(小選挙区制度の導入)にねじ曲げ、今回は「郵政民営化法案」に反対する者に、利益誘導・利権・既得権益の確保等々の古い自民党との烙印を押し、切り捨て、自らは改革者面をして、マスコミを使嗾、沸騰させた。
▽マスコミの悪業もさることながら、こんな手練手管・だまし絵こそが民意に反して与党が勝利した要因である。さらには半世紀に亘って自民党が張り巡らせた利益誘導の網の目にしがみつく地方・地元の依頼・服従心のなせる業である。自民党政治の悪の温床は何一つ変わっていない。「ホリエモン金をもって来てくれ」の声が耳から離れない。
(安保英賢)
|
|
|
|
|