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【2005.11月号】「理論委員会報告」A
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2005/11/18
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「理論委員会報告」A 安保英賢
前回に続き「現代日本とファシズム」をテーマとする第7回理論委は10月29日、塚本理論委員長の追加報告、柴戸政策委員会事務局長の報告を基に論が交わされました。塚本委員長からは概略以下の報告がなされました。93年以降の55年体制崩壊を一つの契機として、議会制民主主義という階級支配のベールは捨て去られ、国家独占資本主義の特色としての独占による階級支配が強化されたこと。それがための方策としての、小沢・土井会談で導入された小選挙区比例代表並立制は、議会制民主主義の否定をその本質とするが、今次選挙はそれを顕在化させることになった。
加えて一方の国家主義の流れは86年の自民党300議席獲得を受けての「人間である前に日本人たれ」以降、森の「神の国発言」・扶桑社の教科書・靖国参拝等の策動の中、「国民意識」が強化され、戦中の方向へ向けた国民の団結、すなわち「国のために何かする」等、個人の考え方の中に国家が入り込んできている。「それは準戦時体制に近く、総じてファシズム的だ」と報告された。これを受けた議論の中「まだ議会制民主主義のベールをかなぐり捨ててはいない」「ファシズムを思想・運動・体制という視点で考える時、まだ体制は到っていないが極めて危険な状況」との声が多かった。柴戸報告は次回。
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