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第22回中央委員会 決意あれど展望描きがたし
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2009/11/11
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「総選挙総括と今後の方向」を主な議題とする第22回中央委
員会は、10月4日東京日本橋小伝馬町で開催された。議長選任・
委員長挨拶の後、原和美さんは「選挙後激しく落ち込み居場所
さえ見失ったが、見知らぬ人の一言『九条を守るため頑張って』
はとても嬉しかった。運動を支えてくれる人々の厳しい現実を
思えば、運動を創り上げていくことで応えていかなければなら
ない。頑張る」と表明された。
その後松枝書記長より、「全国で一人しか候補を作れず、中
央で社民との共同が作れず、加えて小選挙区制少数無所属排除
の選挙制度、さらに「21世紀臨調」の「政権交代を手段として
使う新たなイノベーション「戦略攻勢(所謂風)によって原選
挙は勝てなかったと分析。次に今次政権交代は、@大衆運動の
結果ではなく自公政権への巨大な怒りの結集であり、A日米同
盟優先企業高額所得者優遇税制温存、B改悪労働法制是正躊
躇等々前政権と大差なく、さらに無駄削減と称して公務労働20
%カット等強い政治指導を見れば極めて翼賛的で危険な方向に
向いている。今後監視を強化し、要求を突きつけていく。
続いて10年参議院選、今後のこの国の方向を決める重要な闘
いと位置づけ、第14回大会の決定に立って「東京を軸とした首
都圏、大阪・兵庫の関西圏から護憲共同候補擁立の動きを作る」。
11年統一自治体選挙は「今後の党勢を占う最大の攻防として全
力で闘う」との提案がなされた。
以上を受けての討論として、矛盾の激化する資本主義への怒
りから左傾化する西欧・南米と同じく「今こそ新社会党の出番」
と本部共々思いたい。しかし現実は阻害されている。その阻害
要因としてそれの克服の方途を明定しないと今後の選挙闘争の
展望は共有できない、との提起については時間切れで議論は深
まらなかった。
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