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【2006.1月】時言「新年を踏み出すに当たって」
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2006/01/24
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時言「新年を踏み出すに当たって」
新年を迎えるに当たって、心を顰めて思いをめぐらせてみる▽就中、90年代から強化された新自由主義的反動攻勢に対し、断じて許せないとして押し返そうとしてきたが今や、例えば「日の丸・君が代」の強制は生徒の内面の自由を侵害しかねない状況である。一方、03年の「武力攻撃事態法」、04年の「国民保護法」等々によって今やこの国は、方体制上軍事態勢国家となるに至っている。加えて(労働)法制の改悪や優勝劣敗の競争激化策動等による賃金、労働条件の劣悪化・収奪強化による格差拡大・社会的な不満・不安・犯罪の多発に及んでいる。そこに中国や韓国との対立を引き起こし、それを又拝外主義に利用し台頭するナショナリズムを肥やしにしての改憲策動が進んでいる▽行きつく先が見える中、「どうしたら間に合うのか」の問いが切迫す る▽この格差拡大は貧困立が貧困率が先進国中最悪となったことにも象徴されているが、行政による「就学援助(学用品・通学用品・給食・修学旅行等の費用の援助)四年で四割増。東京・大阪で四人に一人」(朝日1月3日)の記事には驚かされる。これこそ小泉構造改革・規制緩和・小さな政府の生み出す実態である▽今この国の多くの人は、例えば靖国参拝・イラク侵略戦争あるいは今世界で起きている事等について、マスメディアの情報操作や諸々の恫喝も手伝って正しい判断を奪われ、生活保守主義者に陥らされている。この時、自分の居る場所や情勢を的確に把握することで初めて新たな年に踏み出せるといえるところである。
(安保英賢)
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