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【06.2月号】重慶大爆撃の被害者と連帯する会・報告集会
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2006/02/16
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重慶大爆撃の被害者と連帯する会・報告集会
1月7日、広島市内おいて『重慶大爆撃の被害者と連帯する会』の報告集会が開催された。日中戦争中、中国では蒋介石率いる国民党政府が日本軍に追われて南京から重慶に移り暫定政府を置いていた。その重慶を日本軍は1938年2月から3年8月まで無差別爆撃によって6万数千人の被害者を出し、死者は24000人にのぼったという。この度、30名〜40名の中国人生存者が日本政府を相手取り今年3月30日、東京地裁に謝罪と賠償を求める第一次の提訴を起こすことになった。受害者は「日本の戦争責任を裁いた極東軍事裁判でも重慶爆撃は対象外とされ過去の清算は終わっていないこと、日本に再び過ちをおこさせないためと今も世界で続く無差別爆撃を禁止する国際条約づくりの原動力にさせたい」などの思いから立ち上がった。集いでは事務局長の由木栄司さんが経過と『支える会』の必要性を述べ、大阪、神戸、名古屋などからの参加者の発言、重慶訪問者がそれぞれ意見を述べた。最後に日本側弁護団事務局長の一瀬敬一郎さんがこの間の経緯と『連帯する会』への期待を語った。代表の栗原君子が「この国(日本)に再び過ちを繰り返させないために『会』を大きくし団結して支えよう」と訴え集いを閉じた。
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