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【06.3月号】時言 「小泉改革の光と陰」という欺瞞
2006/03/22

時言 「小泉改革の光と陰」という欺瞞
 昨今、国民を嘗め切ったマスメディアは、「自由や競争の拡大という健全な資本主義をめざす小泉改革の陰の部分としてのライブドア事件や格差拡大に対し、早急な手だてが求められる」とする意識作りにやっきになつている。▽しかし、この「小泉改革の光と陰」論は嘘である。例えばライブドア事件は「小泉改革が破綻したからではなく、むしろ定着しつつある証」だとする識者の意見。あるいは、格差を肯定し、逆に平等こそ(社会主義的な)悪・悪平等等として攻撃する首相の弁るさらに資本の側が小泉改革の目的(光の部分)通り巨額の余剰資金を入手し、一方貧困率が急上昇していることがその証左である。▽本来資本の自己展開は資本の論理を否定する契機を自らの内に持ち合わせない。それ故にこそ突入したかつての国家独占資本主義・戦争という歴史の反省に立っている戦後は、人の手に負えにくい資本を規制の檻に入れ、国家が所得再分配の機能を果たして来た。▽それが社会主義による撃肘を失った九0年代以降の新自由主義に迎合した首相は、規制の檻を取り払い、資本を自由競争の野に放った。これは戦争への途への回帰である。まさに資本の僕の走狗であり、働く者への犯罪者である人物を賛美するメディアは確信犯である。▽今や人々は拝金主義と社会荒廃の中、真理・正義への無関心・無知・傲慢に陥り、職や希望を奪われ、人たる誇りさえも放棄させられている。そこに「これぞ小泉改革の成果」としてほくそ笑む資本の顔が見える。(安保英賢)

Olive Diary DX Ver1.0

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