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【06.3月号】翼
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2006/03/22
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翼
大雪にみまわれた非常に寒かった冬も終わり、少しづつ到来を感じさせる頃となった。
2月10日〜26日まで、イタリアのトリノで開催された第20回冬季オリンピック大会、深夜のテレビ放送で、毎日眠い日々を過ごされた人も多いと思う。大会前にはかなりのメダル獲得が期待されるという報道が多かった。が、なかなか現実は厳しく、獲得したメダルは女子フィギアでの1個という結果であった。周囲からのさまざまなプレッシャーの中、自分の持てる力を出し切った荒川選手には、心から拍手を送りたい。
しかし、オリンピックの期間中、あちこちで写しだされる「日の丸」には閉口した。今年、3月の野球の国別対抗戦、6月のサッカーのワールドカップと、国を意識させるスポーツの世界大会が続く。特に若い人たちが、「日の丸」の旗をふったり、顔や服に書いたりしている姿をみる時、「日の丸」についてどのくらい考えながらしているのか、気になってしかたがない。
3・4月は卒業式・入学式のシーズン。私たちは、かつてアジア侵略の象徴として使われた「日の丸」が、平和憲法をもつわが国の旗として、絶対にふさわしいものではないことを、あらゆる機会を通して訴えていく必要がある。
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