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【2006.4月】時言 「こんな政治はいらない」
2006/04/12

時言 「こんな政治はいらない」

 「格差がでるのは悪いことではない」と、この国の首相は言い放つ。しかし国民は国政に、そのようには信託していないし、格差を是とする政治などいらない▽国民の厳粛な信託に依っている国政は、主権者一人ひとりの尊厳・生命・自由・財産等を等しく守っていくことを第一義としている。それ故、契約・生産等経済自由主義に基づく活動によって生み出される格差の是正は、前記信託を受けての国政の最も重要な責務であり、それを果たし平等を確保していく所得再配分は極めて重要である▽加えて資本の側の利潤は、空気や水、あるいは道路等々社会的・公的な資源を利用し、労働力を搾取してのものであってみれば、当然にも、所得再配分は行われなくてはならない▽さらに規制を緩和し、経済活動の自由を拡大し、資本の側の利潤を増大させる小泉改革においては、当然にも格差が拡大するので所得再配分機能をより一層強化しなくてはならない▽それにもかかわらず、冒頭の小泉放言である。そこには市場万能、競争激化・強者優先・格差拡大という小泉改革の本質が表明されている。その言辞のとおり、所得税の累進税率を80年代の80%台から、37%にまで引き下げ、医療や年金等社会保障を破綻させることで所得再配分機能を低下させ、逆に株式譲渡益への課税を10%に抑え、相続税の最高税率を03年には70%から50%に引き下げた▽それこそまさに露骨な格差拡大である。それは国民の信託に違背し、民主政治の否定である。            (文責 安保英賢)

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