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【2006.4月】がんばってます89号 西本章
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2006/04/12
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がんばってます89号
福山市議会議員 西本章
先日、ある中途視覚障がい者の人と話す機会がありました。その女性は、40才半ばで視力を失い、盲学校へ入学し、今は家で鍼灸・指圧のセラピールームを開設して頑張っておられます。
今の一番の願いは、支え合える地域が欲しいと言われています。地域には、「○○地区福祉を高める会」などが組織されていますが、それを一番必要としている人の所へは、ほとんど届いていないのが現状のようです。
その人はある日タクシーを利用した時、故意に遠回りをされ不当な料金を請求されたそうです。そんなタクシー運転手がいることも許せませんが、外出時にはボランティアなどによる支援ができないものか、考えさせられました。
しかも、4月からはそのタクシー券さえも、所得制限を理由に配布されない人がかなりの数いるとのことです。
今、福山市だけでなく、どこの自治体でも協働のまちづくりということがさかんに言われています。しかし、掛け声だけに終わるのではなく、内実のある、暖かい福祉はどうあるべきなのか、考えていかなければなりません。
私も、もうすぐ任期の半ばを迎えます。一人ひとりの暮らしの中からの願いを実現していけるように、改めて気持ちを引き締めて行こうと思います。
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