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【2006.7月】時言「参議院選挙に向け<日々決意を固めよう
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2006/07/17
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時言
「参議院選挙に向け 日々決意を固めよう」
1000兆円にも及ぶ借金返済・財政再建をめぐって、現段階直近での増税論を抑えて「無駄を排し徹底した歳出削減をはかる」という経済財政諮問会議・自民党税調の動きがある。27日の新聞は削減の項目をめい明定しないまま14兆を越す総額を決定したと報じている。「無駄を排し徹底した切り詰めなしに増税など御願いできない」と良識めいた仮面をつけて見せているが、それは国民を欺く虚言である。▽第一には、07年参議院選挙対策としての増税隠しであり、第二には官僚の天下り先である政府機関等の見直し、削減は一向に進めていない。第三に公的年金等控除額の「改正」・老年者非課税措置の排し・定率減税の半減等々の制度改変による増税はすでに高齢者を直撃している。▽さらにむごたらしいのは「増税か」「歳出削減か」という二者択一を迫る小泉流である。22日の経済財政諮問会議で首相は「歳出をドンドン切り詰めていけば『やめてほしい』という声が出てくる。増税してもいいから必要な施策をやってくれ、という状況になるまで、歳出を徹底的にカットしなければならない」と言い放っている。▽高齢者医療・介護保険等を削減し、国民を痛めつけ「もう増税してくれ」と言わせるための罠である。その声に応じての「増税」というきたない手口である。▽これに対抗する私たちの方策は「音をあげる」のではなく、「来年の参院選を見ておれ」との意を固めることである。(安保英賢)
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