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【2006.7月】第25回 社会主義のあゆみ
2006/07/17

第25回 社会主義のあゆみ 連載第3年次に 入るに当たって
 「社会主義のあゆみ」を連載し続けて丸2年を超えた。新社会党は基本政策に社会主義の実現を掲げているが、党員の皆さんが、果たして社会主義のこれまでのあゆみを踏まえて、どういう社会主義をどのように達成しようと考えておられるのか、率直に言っていささか心もとない感じがしたので耄碌もかなり進み、社会や思想の発展についていけなくなっている僕が、石原書記長に乞われるまま、自分の専門分野でもない「社会主義の歴史」について、生半可な知識をもとに2年間、文字通り拙稿を書き綴ってきた。
 この間、読者からはなんのはんのうも聞けなかった。党員の皆さんは、今は社会主義本来の理念とは真反対の新自由主義の潮流に抵抗するのが精一杯で、新しい社会主義の構想やそれに至るプロセスに思いを馳せるゆとりがないからだろうか。僕は毛沢東主義者ではないが、彼の「戦術的には敵を重視し、戦略的には敵を軽視する」という標語が好きである。当面は強力そうに見える敵の攻撃に体を張って抵抗しながらも、将来はわれわれが結局勝利するのだという確信を、いまこそ持つことが重要ではないか。社会主義者とは、本来そうした楽観主義者なのだ。そういう意味で、現在を闘いながら過去を総括し未来への展望を見据えることが常に必要だ、と僕は思う。
 24回に及ぶスケッチを、いまはまだ改めて読み返して自省したりはしない。
 ただ、1965年まで僕は日本共産党員だつた、という事実は告白しておかねばなるまい。離党した直接の理由は、原水協の分裂後、共産党が原水禁の指導部を分裂主義者とののしり、存在理由がなく、不倶戴天とまで言ったのに承伏できなかったからである。共産党を辞めたからといって、僕には学生時代に洗礼を受けたスターリニズムの残像が色濃く残っていると思う。そういう事情を念頭において、今後も独断と偏見に満ちた僕のスケッチを批判的に読んで欲しい。

Olive Diary DX Ver1.0

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