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【2006.7月】働く者の相談室・ひろしま
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2006/07/17
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働く者の相談室・ひろしま
新社会党広島総支部のもとに形成された「働く者の相談室・ひろしま」の活動は、さまざまな広がりを見せている。とりわけ、外国人労働者を中心として、派遣会社に所属する人からの相談が相次いでいる。平均して、月に7〜10件ほどの相談があり、解雇問題、労災、有給休暇の取得について、賃金未払い、残業代のごまかしなど、労働基準法に違反した内容が多い。これらの問題は、スクラムユニオンとの連携で、比較的すみやかに解決できている。その意味では、一定の闘争経験の蓄積が生まれてきたということである。現実的に、最近は解雇問題の相談が相対的に減少し、労災事案が増えてきている。これは、広島近在の派遣会社が、解雇すると「労働相談室」に駆け込まれ、スクラムユニオンが出てきてやっかいだと考えるようになったからである。
宣伝ポスターの効果が現れてきている。広島市内に掲げられた「労働相談室」の宣伝ポスターを見て、電話をしてくる件数が増えている。ポスターの数がまだそれほど多いとは決して言えないが、スタッフが苦労して貼って回ったのを見て、電話相談が入るようになっている。内容は、法律相談のようなことが多いが、劣悪な労働条件で悩んでいる労働者が、潜在的に多数存在していることをうかがわせる。
「労働相談室」も5年目を迎えて、さらに飛躍をしていこうとスタッフ一同考えている。このニュースを見ている仲間に呼びかけたいこととして、まわりの労働者の中で、さまざまに悩んでいることをすくい上げ、積極的に「労働相談室」に相談するようにしてもらいたい。問題解決を通じて、労働者の団結の輪が広がるように、力を合わせていこう。
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