|
【11月号】闘いの継続こそが変化をもたらす
|
2009/11/29
|
闘いの継続こそが変化をもたらす
新社会党広島県本部 副委員長 岡田 英治
弱肉強食、優勝劣敗の新自由主義が破綻したが、その爪あとは深く、いかにして傷跡を癒し、回復させるかが政治の最大の課題である。国民は、そのことを求めて政権交代を選択したといえよう。
新自由主義が残した最大の傷は、派遣労働者に対する仕打ちに見られるような非人間的扱い・人権侵害である。人権侵害を横行させる社会づくりのために支配階級は、まず国内最大の人権団体である部落解放同盟を弱体化(融和主義化)させた。融和主義化に抗した広島の部落解放運動や、それと連帯する両教組に対しては、なりふり構わぬ弾圧路線で臨んだ。
しかし、ここへきて新自由主義を謳歌してきた勢力が急速に孤立する状況となっている。その空気が読めないのは榎田県教育長ぐらいのものである。県の教育委員や地教委の教育長、学校長などからは榎田批判の声も出はじめている。
『仏遺教経』の中に「少ない水であっても常に流れていれば石に穴をあけることができる」との言葉があるが、闘いの継続こそが変化をもたらすのである。人権を蹴散らかし、子どもの教育権を奪い、教職員を追い詰める県教育行政への批判をさらに強めよう。
|
|
|
|