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【2006.9月】「草の根右傾化論の演出」
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2006/09/20
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時言「草の根右傾化論の演出」
まだ立候補もしていないのに、安倍総裁確定との想定で、例えば自民党各派閥が「安倍支持」で雪崩をうっているなど、利を求めての迷走が始まっている▽何故それ程までの想定とそれによる自己喪失なのか。ここまで来ると戦前・戦中と酷似するマスメディアの報道の所産そのものと言わずには居れない。情報を選別し、戦争を煽ったかつての報道姿勢は当局による言論弾圧のせいよりも、そのように報道しないと情報(新聞等の媒体)が売れなかったからだとする草の根右傾化論がある。
しかし、その実この右傾化の演出はマスメディアやそれを利用する政治が行っているのが厳然たる事実である▽それにしても、この期を逃すまじとして安倍勢力は、それ改憲だ、集団的自衛権だ等々、国民を舐め切った右翼的妄言のかぎりをつくしているが目にあまるものがある。私たちはそれを指弾せずにはおれないが、この政治姿勢・方針とてことごとく資本の側の要請そのものなのである▽「四季の会」(トヨタ・日航・東電等20数社のトップが参加。その中の葛西JR東海会長は有名な改憲論者.西岡三菱重会長は武器輸出三原則緩和の推進者等々)がすでに安倍勢力を押し上げており、これは奥田前経団連の要請を改革の内容とした小泉流と同じである。そしてそれを大資本たるメディアが報道し、世論を作る▽私たちはこの政財界・メディアの作戦を自覚し、自分の首を自分で絞めないようにしなくてはならない。自治体選・参院選の一票は私の手中にある。 (安保英賢)
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