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【10月号】95がんばってます 西本章
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2006/10/19
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がんばってます
福山市議会議員 西本章
障害者自立支援法が施行された4月以降、多くの人から悲鳴にも近い声を多く聞く。 今も今年9月の代表質問の中で障害児・者をかかえた家庭の実態を、具体的数字をあげながら質問をした。自立支援という名の下に実際には障害児・者の生活を脅かしているのではないかと。新たな定率負担のため、生活実態を考える中で、今まで通りの施設利用が出来なくなり、そのことにより生活のリズムは崩れ、薬を多用せざるを得なくなり、本人の日常生活だけでなく、家族全員へも大きく影響をしていることを。
10月からの本格施行により、悲鳴の声は益々大きくなって来るのではないかと思う。
福山市では各種サービスの利用者負担が大きくなることから、市独自の負担軽減策を講じることになった。県内では広島市や廿日市市でも市単独で支援策を導入した。
3年間の制度の見直し期間があるとは言われているが、今回の障害者自立支援法は根本から見直すことも必要なのではないか。出来ない場合は、国としての支援策、県としての支援策も考えられなければならないと思う。 利用者への影響だけでなく、施設への影響も大きく出ているとのことだ。
必要なサービスは平等に受けられるべきで、自治体による格差は望ましいことではない。国として、障害者の所得や生活実態に応じたきめ細やかな対策を早急に講じてほしい。
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