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12月西松建設 中国人強制連行・強制労働を認め、歴史的和解へ
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2009/12/26
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すでに、新聞やテレビなどで大きく報道されたが、10月23日、東京簡易裁判所において、即決和解が成立した。
西松建設は、2007年4月27日に言い渡された最高裁判決付言に従い、安野発電所建設のために強制連行された中国人労働者360名が受難したことを歴史的事実であると認め、企業とし、その歴史的責任を認識し、当該中国人生存者および遺族に対して深甚なる謝罪の意を表明した。また、後世の教育に資するために事実を記念する石碑を建立することを確認した。さらに、西松建設は受難者360名と遺族らに対し、一括した和解金として2億5千万円を支払うこととした。
1993年の交渉開始以来、16年を経て、中国人受難者への謝罪と一定の補償が勝ち取られたことは大きな成果である。特に、最高裁が「日中共同声明がサンフランシスコ平和条約の枠組みのなかにあり、中国人は損害賠償を求めることができない」などという独善的な判断を行い、法律的な請求権の存在そのものを否定したことを考えると今回の和解が画期的なものであることがわかる。
この歴史的和解を心から祝おう!
西松建設 中国人強制連行・
強制労働を認め、歴史的和解へ
スクラムユニオン・ひろしま 土屋 信三
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