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12月 今 なぜ新社会党か
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2009/12/26
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今 なぜ新社会党か
時言
先の「各総支部・支部交流会」で、東広島の鳴尾さんより「新社会党として『9条を守る』という時、他党とは違って非武装・平和外交等の力でこそ平和は守れる、もし武力でというなら核には核となり際限がない」と主張しているとの報告があった。さらに「攻められたらどうするのか」の問いに対し、多数を納得させる答の難しさを述べられた▼言うまでもなく、憲法9条2項を否定する「自衛隊合憲・日米安保容認」という旧社会党の突然の変節に抗して結党した新社会党にとって9条2項は由って立つ原点である▼平和憲法の下での戦後政治は、まず9条1項の実現のために2項は不可欠、という歴史的認識・それ故の2項の理論的正当性、あるいは国民的議論・合意形成、さらにはそのために有効な外交(善隣・全方位・平和等)を実現しなければならなかった。しかしそれを怠った▼それどころか逆に55年以降自民党は一貫して、改憲・自主憲法制定を掲げ、9条2項を攻撃の標的とし続けた。曰く「戸締り論・丸腰非武装論」等。加えて「ためにする戦力論の繰り返しと嘘言」の中、世界有数の戦力を保持する自衛隊を持つという9条2項違反の中に居るのである▼この二重・三重の憲法違反の中で、「攻められたらどうする」との攻撃に晒され、もう現状に合うように改憲するしかないと思わされるという罠にかかっているのである▼私たちは今この困難を自覚しつつ、「2項殺しは許さない」とする正しさに立ち、「チェンジ」をめざそう。それこそが「今なぜ新社会党なのか」の答と力になるのである。安保 英賢
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