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2010年1月 新社会党労働運動委員会に参加して
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2010/04/15
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新社会党労働運動委員会に参加して 土屋 信三
昨年12月12・13日の2日間、箱根の「開雲」で開催された労働運動委員会の報告を行いたい。すでに内容については、週刊「新社会」にくわしいので、私の方からは、参加しての感想を述べさせてもらいたい。
これまで労働運動委員会に参加してきて、党内に地域ユニオン活動についての認識が深まってきたという印象を強く受けた。たとえば、産別労働運動に関わってきた方からは、「自分たちの足下も十分にできないのに、どうして地域ユニオン運動に関われるのか」「現場放棄ではないのか」といった意見がよく聞かれたものだった。ところが、非正規雇用労働者が爆発的に増大し、格差が広がり、派遣切りといった悲惨な状況が大規模に引き起こされるという情勢の進行も相まって、地域ユニオン運動の必要性が意識され始めた。
このことが、各地での新しい地域ユニオン結成の動きにつながっている。新社会党が本当に労働者の党として、自らの役割を果たしていく上において、地域ユニオンの活性化、ならびに地域労働運動の再構築は避けては通れない課題である。 今回の労働運動委員会は、その意味で新社会党が1700万人とも言われる非正規雇用労働者の拠り所となる出発点だったと言えるかもしれない。2月には全党一斉の労働相談活動が呼びかけられているが、大いに意気込んで取り組みを強化して、広島県下にも多くの地域ユニオンを結成したいと思う。
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