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【11月】翼
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2007/11/25
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翼
秋らしいさわやかな日は短く、夏から冬へ季節が一気に移ったような気がする。春夏秋冬の四季のバランスが、壊れてきたように感じるこの頃である。
在日米軍再編による岩国基地の機能増強問題、昨年3月の住民投票、4月の市長選挙で示されたように、「移転反対」の民意は明らかだ。しかし、相変わらず国のかたくなな姿勢が続いている。
井原市長はも「市庁舎建設の補助金交付を前提に反対の旗をいったん収め、協議に臨みたい」と、やや軟化した姿勢を示したが、国は、補助金交付はあくまでも米空母艦載機の岩国移転容認が先とする、従来の考えに固執している。「国の決めたことには黙って従え!」という態度には、心から怒りをおぼえる。このような中、広島市内において、米海兵隊岩国基地の米兵4人が、19歳の女性に集団で暴行した事件が報道されている。全く許すことの出来ない事件であり、岩国・広島市内で大きな抗議の声が上がっている。
地元の意向を全く無視して、一方的に「アメとムチ」でごり押ししようとする国の姿勢に大きな問題がある。国はただちに計画を白紙撤回し、地元と十分な話し合いを始める、そこからしかこの問題解決の道はない。
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