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2010年1月 翼
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2010/04/15
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2010年がスタートした。安保条約から50年、韓国併合から100年という節目のこの年、普天間基地の移設問題が大きな政治課題となっている▼もとより私達は安保条約に反対であり、従って普天間は勿論、全ての米軍基地の撤去を求める。長い時間はかかるであろうが、まず普天間基地の国外移設に着手し、安保廃棄の方向をめざしてほしい、と期待したい▼しかし、極東の安全保障における沖縄基地の重要性を説く日米両政府があり、困難であろう。その背景に、韓国併合100年の今日、なお日本と朝鮮(民主主義人民共和国)との国交が回復していないことが原因の一つと言えるかも知れない▼1910年の併合から36年に及ぶ植民地政策の後、戦後1965年の日韓協定により韓国との間には国交が回復するが、併合100年後、戦後65年後の今日、なお朝鮮との間においては、清算が出来ていない。結果、拉致問題も未解決のままであり、昨年11月には、京都の民族学校の行事に「在特会」なる右翼団体が妨害行為を起こす等の事件も起きている▼民主党政権には、新しい形で日朝間の国交回復に動いてもらいたい。ただ圧力をかけるだけなら、沖縄の基地問題と合わせて、結局自公政権と何ら変わりがない。
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