|
【3月】 翼
|
2008/04/29
|
翼
闘いが弱くなるにつれて、権力は横暴になっていく。それも権力側の自己意識(思想・価値観)を「常識」として一般化した社会意識としての差別観念を徹底的に利用して支配するという奸計である。それ故多くの人は敵を利することになることも見失って、「弱者」を自己責任と断じたり、悪しき社会意識としての観念は、情報化社会の中で相対化される等の言説にだまされる。一方でミス込みは社会意識の再生産に加担し続ける▽例えば、主要全国紙は社説で、政府の武藤日銀総裁案に反対した民主党中心の野党批判を展開した。しかし、長期のゼロ金利政策で国民から200兆円もの金利を奪い、銀行には巨利を保障し、1000兆円近い国の借金の金利軽減に寄与した福井・武藤ラインの金融政策が、国民を利するものであったかの検討は疎かにしたままである▽しかもその与党は予算書を、参院の否決があっても衆院再可決可能な日数を残し、強行採決している。まさに野党の踏みつけておいて「話し合いに応じない野党が悪い」は通らない▽この積年の自民多数党独善主義は、マスメディアで再生産される社会意識で支えられ続けている。今こそ自立、今次地方自治体選挙でそこをうち破り勝利しよう。
|
|
|
|