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【5月】翼
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2008/05/30
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翼
5月3日、5月5日と、平和憲法、とりわけ9条を守るための市民集会が開かれた。3日には「輝け9条・活かそう憲法」と題して、高作正博関西大学教授の講演会があり、5日には「9条世界会議ヒロシマ」があった。それぞれ参加された方も多かったと思う。
小泉・安倍政権から福田政権へと移る中で、むき出しの改憲論議はなりをひそめたかのように見える。だが、改憲手続き法である「国民投票法」が成立してしまっている現在、3年の時を経れば、いつ改憲発議がなされてもおかしくない状況は引き続いており、油断は許されない。ガソリン税や年金問題、後期高齢者医療制度の問題(これらも、もちろん大事な問題ではあるが)などに耳目を奪われているうちに、水面下での改憲の動きが強まっていることに注意を喚起しておくことが必要であろう。
普段の生活の中で、空気や水のことをあまり意識しないように、平和憲法も意識されることは少ない。しかし、空気や水がなければ生きていけないように、平和憲法がなければ日本の政治構造は大きく変化してしまう。軍国主義の道、戦争の道を歩まないためにもいまが踏ん張りどころである
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