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【5月】佐川急便闘争支援のお願い
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2008/05/30
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佐川急便闘争支援のお願い
スクラムユニオン・ひろしま
委員長 土屋信三
貴労組、貴団体の日頃の活動に敬意を表します。
今般、スクラムユニオン・ひろしまは、佐川急便(株)を相手取って損害賠償請求訴訟を提訴いたしました。これは昨年6月20日に発生した、佐川急便福山店内での島村店長(当時)による暴行事件に対するものです。スクラムユニオン・ひろしま佐川急便分会長である根来さんは、当日、作業中に耐えきれなくなって立ち小便したことから、事務所に呼び出され、10数分にわたって殴る、蹴る、打ち付けるといった暴行を受けました。その内容はすさまじいもので、電話機で殴る、パソコンのモニターを投げつける、胸ぐらをつかんで机に打ち付けるといったものでした。無抵抗の根来さんは、まさにサンドバック状態でした。同僚証言でも、島村店長の机の上には何も残っていなかったとされています。この結果、根来さんは首などをねんざし、全身に打撲を受け、今もって就労できない状況です。しかも、佐川急便は根来さんに対して、仕事を遅らせたとして、現場にいた同僚一人ひとりに土下座させて謝罪させ、あまつさえ退職願に署名させて退職強要まで行いました。後日、根来さんが依頼した弁護士からの交渉によって退職強要は撤回されましたが、会社としての謝罪や補償は一切行われていません。当事者である島村店長に対する処分も行われていません。当初、会社側は「刑事告訴、するんならしてみいや」と強気でしたが、その後、「できれば和解してくれ」と態度を変えてきました。そのため、根来さんは我慢してきました。しかし、会社は誠意ある態度を示すどころか、結成された組合分会との団交にも応じず、いやがらせに終始してきました。
ここにいたって、スクラムユニオンとして不当労働行為救済申し立てを行い(4月17日)、さらに損害賠償請求訴訟を起こしました。(4月24日)島村店長に対する刑事告訴も行う予定です。
貴労組、貴団体におかれましては、この間の経緯をご理解の上、佐川急便に対する闘いへのご支援、ご協力をお願いいたします。具体的には、
1,このような暴行傷害事件を引き起こした犯罪企業である佐川急便利用の 停止、契約解除を行なって下さい。
2,佐川急便本社、中国支社への抗議ファクスを送って下さい。
本 社FAX番号 075−682−3784
中国支社FAX番号 082−256−6070
3,労務担当、日名内(ひなうち)への抗議電話を集中して下さい。
電話 090−7379−3791
抗 議 文
佐川急便株式会社
代表取締役 栗和田榮一 殿
佐川急便(株)中国支社
支社長 川畑昭博 殿
佐川急便(株)中国支社福山店において、従業員に対する暴行事件が発生していながら、すみやかに対処せず、うやむやにすることなどは許されない。当時の店長であった島村に対して厳正な処分もせず、被害者である根来さんに退職強要するなど言語道断である。
しかも、スクラムユニオン・ひろしまからの団交要求に対して、さまざまな言いがかりをつけ、団交を引き延ばし、あまつさえ、団交を拒否するなど許されないことである。スクラムユニオンとの誠実な団交を行い、暴行事件に対する謝罪と損害賠償を行うべきである。コンプライアンスを語りながら、その実、正反対の対応を行うなど、社会的責任のある企業のとるべき態度ではない。
われわれは、スクラムユニオン・ひろしまの行動を断固として支持するとともに、佐川急便(株)の対応について、強く抗議する。
*佐川急便(株)は、スクラムユニオン・ひろしまと誠実な団交を行なえ!
*不当労働行為を繰り返すな!
*根来さんに対する謝罪と損害賠償を行なえ!
*島村元店長を懲戒解雇とせよ!
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