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【5月】9条世界会議ヒロシマ
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2008/05/30
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9条世界会議ヒロシマ
広島市アステールプラザで開催された「9条世界会議ヒロシマ」には、会場を埋め尽くす1200名の参加があった。集会では、ノーベル平和賞を受賞したマイレッド・マグワイアさんの講演に始まり、日本の平和憲法、とりわけ第9条の持つ意味についてのリレートークが行われた。マグワイアさんは、自身のアイルランド紛争の経験から武器を取って闘うことの無意味さを訴え。おそらくは宗教的な思いもあってかと考えられるが、「許しと癒し」という呼びかけがあった。 憲法9条の持つ意義が、日本にとってのみ必要なのではなく、世界の国々がめざすべき方向性であること。そして、日本はその方向へ進むようリーダーシップを取ることによって、世界でも尊敬される国家となるであろうことが語られた。 リレートークの中でも、9条の持つ普遍性、人類の歩むべき方向としての9条ということが強調された。21世紀を迎え、戦争のない世界を実現しようとしていたにもかかわらず、世界はテロと戦争に明け暮れることとなってしまっている。
だからこそ、軍備をなくし、戦争を拒否する9条の持つ意味がますます重要となっている。「9条世界会議ヒロシマ」はあらためて、その内容を確認し、日本の人々に9条を守り、発展させ、世界に向けて平和の発信を行うことを要請するものとなった。
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