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【8月】初めての訪朝(2)−齊尾和望−
2008/08/31

初めての訪朝(2)−齊尾和望−
翌日は板門店視察に出かけた。片道約3時間の行程である。道路は舗装はされているものの、かなり痛んでおり、トヨタ製のマイクロバスの乗り心地は決してよくない。のどかな田園風景では、みなが集まって田植えをする光景をあちこちで見かけた。見る限りでは食料不足を感じさせない。後でわかったことであるが、国土の平地は広くなく、しかも多くが赤土でもあり食糧生産は順調に進んでも十分ではないとのことであった。加えて先頃の水害もあり、見かけではわかならい食料事情とのこと。
板門店
3年前に南から板門店を訪ねた。こちらはソウル市内から結構近かったと思う。道路が整備されていらせいかも知れない。
さて、軍人もバスに乗って敷地内に入り、いよいよ見学するという時になって平屋建ての建物に入れられたのだが、そこで署名をさせられた記憶がある。何かと言うと、「ここでは何があっても文句は言いません。」という内容のもので、何と鉛筆を与えられてほとんど読まずに書名をさせられたのである。署名というものは元来鉛筆なんて有り得ない、これは正式な文書にはなり得ないものだと誰もが思いながらも、言われるままに署名をしたのである。見学途中も、「あちらに北の兵士がいます。変な態度をとると何があるかもわからないので注意してください。」という感じであった。
果たして今回北からの見学をしたのだが、案内役は南と違って軍人であった。それもかなり位の高いことが胸の勲章で理解できた。彼の誘導で休戦の話しをしたところ、関係の資料が展示されているところ、
金日成の記念碑、南北が署名をしたところ、監視員の建物などを見学したのであるが、なぜかまったく緊張感を感じなかったのである。もちろん緊張感を煽るような署名もなかった。あまりの違いである。
Olive Diary DX Ver1.0

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