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11月 時言 政治的主体である自分を回復しよう
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2008/11/19
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政治的主体である自分を回復しよう。
「11月税金や健保・介護保険料等々をなぜ支払っているのか」との問いに「一人ひとりの生命・自由・財産を守るという政府との業務契約の履行として」、さらに「例えば見ず知らずの人であれ、お互いに助け合い苦境から救い合うための紐帯として」であるからと答える▽それ故に政府に対しては医療・介護・生活保護・失業保険等々政治としての福祉や社会保障として「救い合う紐帯」を有効に機能させ、社会全体として信頼を確立していく責務を担わせている。これが政治的主体としての基本認識である▽しかし現実は、食品偽装・年金不正・子殺・親殺し等々荒廃は深刻化し、不信は蔓延し前記契約論をあざ笑うかのようである▽周知のようにグローバル化は資本・サービス・商品等の地球規模での政治的に許容し、一方では労働力たる「人」を原則「国」に縛りつけている。この「途上国の安価な労働力による安価な商品供給」という仕組みが、多国籍資本の地球規模の収奪を促進し、一方先進国内の労働条件切り下げ、格差拡大・社会分裂を深刻化させている▽こま推進者たる米国とそれに追随する各国保守政権・政治家は、政治献金も含めた利益・権益(世襲議員の多さがその証左)を確保し、一方で前記荒廃を惹起させた。これこそ国民との相務契約履行違反であり、私たちの政治的存在者としての基本認識を崩壊させるものである。これが社会全体への相互不信・絶望を生む根本原因である。早急に自然権を取り戻し、新たに契約することが求められている。 (安保英賢)
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