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11月 】翼
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2008/11/19
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翼 11月号
食の安全が相変わらず脅かされている。ミートホープ・白い恋人・赤福・中国産餃子・吉兆・汚染米。そして最近ではカップ麺・生キャラメル・ウインナー等々と、話題に事欠かない。汚染米の流通に関しては、農林水産省にも大きな責任がありそうだ。▲今年
我々は、農業問題連絡協議会を三原本郷で、そして大久野島で開催する。本郷では、Sさんの農園を見学しさらに大久野島で実践報告をしていただく。Sさんは、30年以上有機農業を営んでいる。農薬や化学肥料を使わないので手間が何倍もかかる。しかも
作物は決して出来映えが良いとは言えない。大きさも形も不揃いである。しかも大量生産が出来ない。従って収入は大きくない。▲しかし、何と言っても安全である。そして作物本来の味を味わうことが出来る。Sさんにとっては、食の安全は基本の基本であ
り、生活そのものである。▲こうした生き方を貫く坂本さんのところには、全国から、世界からその農業を学ぶために若者がやってくる。最近、Sさんを頼ってやってきた若者たちが、それぞれが生産した米を「てとてと米」として販売することを始めた。▲私たちの身近には、こうした優れた農業者がいるのだ
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