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12月 】総支部は今 広島総支部
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2009/01/14
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総支部は今 広島総支部
「働き方の多様性」「働き方の選択肢を広げる」こんなきれい事のうたい文句が見事にはがれ落ちている。現実は冷厳な事実でもって、派遣労働者が景気対策の調整弁であることを如実に示した。
アメリカ発の金融恐慌が、実体経済にまで及び、ビッグスリーと呼ばれる巨大自動車産業が崩壊の危機に瀕している。その波紋は、日本の自動車産業にも及び、トヨタをはじめ、ホンダ、日産、マツダなどすべての自動車会社が軒並み減産に追い込まれている。前年比30%を超えようかという販売台数の減少により、ラインの停止、工場の閉鎖までがうわさに上っている。
広島においても、マツダの減産によってマツダ本体で働く派遣労働者が800名も解雇されようとしている。下請けに至っては、すでに50名、100名単位で解雇が始まっている。12月5日には、ユーシン広島でも150名の派遣労働者に対して解雇予告通知が手渡された。
このような情勢の急激な進展に対して、新社会党としての行動が問われている。新社会党が真に労働者階級、勤労人民を代表する党であるならば、いま手をこまねいて見ていることは許されない。広島総支部は労働相談室、スクラムユニオン・ひろしまと連携して、21日(日)には中野公民館で解雇された派遣労働者を対象に相談会を企画している。ことは労働相談にとどまらず、生活相談にまで及ぶだろうが、できる限りの対応を取って非正規雇用労働者を救い、組織しなければならない。
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