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12月 】時言 この民主主義否定を許すまい
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2009/01/14
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時言 この民主主義否定を許すまい
アジアでこの国は「民意と政治とが韓国に次いで乖離している」、加えて「韓国ではスト等で国民が反撃しているが、日本ではそれもない」という報告を読んだ。どの時点の調査に基づくものであるのか不明であるが、現麻生政権を調査対象とすれば、乖離の度合いはもっと深い結果となったであろう▽しかし、ここで問題にするのは定額給付金や一兆円の地方交付金等の件ではない。それより考えられないような民主主義否定の政策がそれも国民の窮状につけ込んで行われようとしている問題である▽米国発の金融危機、それを受けての未曾有の経済危機の中(非正規) 労働者の大量首切り、内定取り消し等、「百年に一度」の危機への対応として大規模な財政出動へと政策転換しようとしている事である▽ ここでは財政出動の是非を言っているのではない。現在の自公の衆院議員は05年総選挙で、2011年をメドに国庫のブライマリィバランスを均衡させる。そのため今後毎年公共事業費3%削減、福祉関連各2200億円づつ削減等の財政規律を公約して、当選した議員である▽ その同じ議員が180度違う政策を行うのは詐欺・愚○・背信であり民主主義否定はきわまる。それも国民の窮地を助けるためだと自らの欺瞞を不況救済で糊塗する。許すべからざる暴挙である▽一日も早く総選挙を実施し、信を問わなくてはならない。それが民主主義守る方途である。この民主主義否定が許容され、前例となることを恐れる。(安保英賢)
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