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1月 】時言「民主主義のことば 本質は現象する」
2009/01/14

時言「民主主義のことば 本質は現象する」
 オバマ次期米国大統領の演説等の言葉は、あれ程広く受け入れられるのか。識者曰く「彼の言葉が米国の現実の深いところで触れている」・「言葉に現実的な中味を与えようとしている」からと。彼の呼びかける「言葉」が「一人ひとりの米国人の人生・世界・現実を変えたいとの願いに触れ、それが実現すると思われた」という意味であろう▽図式的に考えてみれば、世界(国家)規模の抽象的・記号的な事象の本質が個々の生活実態の苦境・諸矛盾として現象していることを正しく把握して明示する。加えてその生活苦や諸矛盾克服のために、世界(国家)規模の記号的・現象的事象の方を変える。この現実との直面の仕方への信頼こそがオバマ支持の原点なのであろう▽この文脈で言えば、86年発足99年・04年と改悪を重ねて来た労働者派遣法の本質は、今般の金融・経済危機に即応して惹起した大量の馘首、住む所・明日の生活にも窮する大量の労働者を生んだことに現象している。グローバル化を悪用した低賃金で景気の調整弁等使い勝手のよい労働力の法的供給であり、資本の側にとってのセーフティーネットそのものである▽今てもなお派遣法は「労働の多様性の保障」・「雇用機会の拡大」・との強弁があるが、それは現実に触れていないし、民主主義ではない▽それにしても派遣法改悪時点で、前記の本質に言及したのは毎日新聞だけだったとは。極めて粗末なメディアの実態と言わざるを得ない。                           (安保英賢)
Olive Diary DX Ver1.0

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