|
[3月号]「2013国際女性デー」に参加して
|
2013/03/27
|
3月3日、桜のつぼみも開きそうな暖かい日射しの中、心地よい汗を感じながら県庁前から「ジェンダー平等、憲法改悪反対」を訴え、平和公園までデモ行進を行いました。
13時からはメモリアルホールにおいて「2013国際女性デー広島県集会」が160名の参加者を得て開催されました。来賓挨拶の中で在日本朝鮮女性同盟から、広島県・広島市からの助成金打ち切りによって広島朝鮮学園が大変厳しい学校運営を強いられていること。この問題を持って、国連に代表者を送り現状を訴える準備をしていることが報告され、皆さんからのご支持ご支援をお願いしたいと、強く訴えられました。
「憲法とジェンダー」をテーマにした大阪国際大学准教授の谷口真由美さんの講演は、大変わかりやすく、ユーモアあふれるものでした。私たちの日常生活の中に憲法がいかに関わっているか、身近に憲法を取り込んでいく暮らしのあり方などについて、学習を気楽にやっていきましょう、と呼びかけられました。また、大阪を中心に「全日本おばちゃん党」を結成し、暮らしから政治まで井戸端会議を繰り広げていることが紹介され、広島の地でも行動を起こしてほしいと訴えられました。
さらに、国連が報告したジェンダーギャップ指数は135ヵ国中101位、国会議員における女性の比率は8%という現状の中,安倍総理は公職比率30%に上げるという方針を発表したが、その一方で教育・福祉は切り捨て、加えて働く女性の多くは非正規労働であり、3人に1人は貧困状態にある。このように、女性が介護と子育てをしながら実力を発揮して弾性と同等に仕事ができる環境とは程遠い状況にあることを提起されました。
わたし達女性はもちろん、こうした現状を男性にも理解してもらわなくてはならないと改めて感じました。
時本千恵美
|
|
|
|