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[2月号]人権の視点で判断できる学習の積み重ねを!
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2014/05/01
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人権の視点で判断できる学習の積み重ねを!
新社会党広島県本部委員長三木郁子
四月から消費税が8%に増税となります。経済状況が良くなって
いるとマスコミから流れてくるが、大企業のところの話であって、
私たちの所ではその実感はまったくありません。現に個人所得の伸
びはほとんどなく、これで消費税が上がればもろに庶民の生活を直
撃することは避けられそうもありません。
若者の多くは、依然として非正規雇用が常態化しており夢や希望
は奪われてしまっています。格差と貧困はむしろ拡大し続けていま
す。
そのことは、日本の子どもの貧困率が昨年は15・7%となり、こ
の10年上がり続けており、6人の子どもの内1人は貧困に陥ってい
ることや、「居所不明児童生徒」は2011年度の文科省の報告で
1,191人とされ、新聞報道で「居所不明乳幼児」は、全国で4,176人と調査結果が出ているなど、社会全体にひずみが出ており、そのことは最も弱い立場に立たされがちな子どもたちの世界に顕著に表れていると思われます。
大人社会もどこかいびつになっており、日本では、現在3日に1
人、配偶者からの暴力で妻が死んでいると極めてショッキングなデータも示されています。
人権の視点で物事を見る力や感覚が低下させられていると言える
のではないでしょうか。社会のさまざまな現象を人権の視点で見聞きし、判断できる学習の積み重ねが最も今日私たちに必要ではないかと思います。
日々の生活に埋没するのではなく、しっかりと先を見据えながら
前進しましょう!
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